マクロビオティックでは刺激や香りの強い飲み物はなるべく飲まないように言われます。
コーヒーも例外ではなく、熱帯地方で収穫されるコーヒー豆やコーヒーに含まれるカフェインは、陰陽で言う所の陰性が強く、陰陽のバランスを崩しがちです。
カフェインは胃腸に負担をかけたり、不眠症や貧血、自律神経が乱れる原因になったりします。
過剰摂取にあたるのは「コーヒーを4杯以上」と言われますが、なるべく飲まないに越したことはありません。
それでもいきなりコーヒー断ちをするのは大変です。
コーヒーと同じ香りや風味が楽しめて、しかもカフェインレスなコーヒーの代用品をまとめました。
カフェインレス!コーヒーの代用品
- たんぽぽコーヒー
- 穀物コーヒー
たんぽぽコーヒー
乾燥したたんぽぽの根を焙煎して作られたコーヒーのような飲み物です。
コーヒーに含まれる「クロロゲン酸」と同じ成分が入っているので、風味や味はコーヒーに近い感じ。
19世紀にアメリカで考案されたたんぽぽコーヒーは、第二次世界大戦中、ドイツで代用コーヒーとして良く飲まれたという歴史を持ちます。
たんぽぽの根はマクロビオティックの「陽性」に位置しています。
また女性ホルモンのバランスを整えたり、胃や肝臓の機能を高めたりする作用もあります。
ドリップタイプ、インスタントタイプ、ティーバッグタイプがあり、自分の好みに合わせて選べます。
たんぽぽを使った飲み物には「たんぽぽ茶」もありますが、お茶の名前が付いているものは、焙煎をせず水色が茶がかっていることが多いです。
穀物コーヒー
チコリ、小麦、麦芽、どんぐり、いちじくなどを焙煎して作られた、ノンカフェインのコーヒー風味の飲み物。焙煎した穀物の香ばしいにおいや甘みが凝縮されています。
穀物コーヒーもたんぽぽコーヒーと同じく陽性の飲み物です。
ノンカフェインなので胃腸に負担をかけずに済み、子どもからお年寄りまで誰でも気軽に飲めます。
商品としてはインスタントタイプの「エバーナット」「野茶い焙煎」「インカコーヒー」などが有名です。
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