マクロビオティックには陰陽の考え方が根底にあります。
陰陽とは「森羅万象に存在する性質」のこと。
陰性=収縮する求心的なエネルギー、陽性=収縮する求心的なエネルギーを意味します。
食べ物や人間は、陰陽の性質を両方とも持っています。
陰性と陽性、どちらかに傾いてしまうと、均衡を崩してしまうので、なるべくバランスを整えて「中庸」を保つことが大切です。
食べ物の陰陽の見分け方
食べ物の陰性・陽性は、栽培された地域や見た目、味、料理法などで見分けます。
自分の体質が陰性タイプの人は、なるべく陰性の食べ物や料理法を避けて、陽性よりの食生活を送ることで、体内のバランスが取れて「中庸」に近付きます。
動き
【陰性】
植物性
例:野菜、油、お茶
【陽性】
動物性
例:肉、魚、乳製品
環境・地域
【陰性】
寒冷地で良く育つ、栽培される。
【陽性】
温暖、熱帯地方で良く育つ、栽培される。
成長度合い
【陰性】
背が高く成長する。野菜の葉菜類。
【陽性】
背が低い。根菜類。
大きさ・形
【陰性】
(穀類や野菜などが)細長い。形が大きい。切り方が大きい。
【陽性】
(穀類や野菜などが)丸い。形が小さい。細かく刻まれている。
水分
【陰性】
水分が多い。
【陽性】
水分が少ない。
塩分
【陰性】
カリウムが多い。
【陽性】
ナトリウム(塩分)が多い。
味
【陰性】
甘みが強い、酸っぱい、辛い。えぐい。
【陽性】
苦い、塩辛い。渋い。
日干し
【陰性】
日に干さない。
【陽性】
日に長時間干す。
加熱・圧力
【陰性】
短期間で加熱。
【陽性】
長時間、加熱。圧力鍋などで圧力をかける。
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