マクロビオティックには「健康的な食生活」「美容にも効果あり!」というイメージがありますが、実際にマクロビオティックを実践して、どのような効果が身体に現れるのでしょうか。
マクロビオティックの健康・美容効果
- 生活習慣病の予防
- ダイエットに良い
- 便秘が改善する
- 肌が綺麗になる
生活習慣病の原因の一つに「動物性タンパク質と脂質、糖質の過剰摂取による、エネルギー過多」が挙げられます。
低エネルギーでビタミンやミネラルが豊富に含まれている、穀物や野菜、豆、海藻類を中心とした食生活を実践することで、生活習慣病の予防や改善に繋がります。
ダイエットに良い
玄米は精白米よりも栄養価が高く、ビタミン、ミネラル、食物繊維が多く含まれている為「玄米はおかずいらず」とも言われています。
GI値が低く、血糖値をゆっくりとあげるので、脂肪になりにくい食材として、ダイエット食としても良く食べられています。
玄米に含まれる「脂質代謝ビタミン」のビタミンB2の作用で、脂肪燃焼効果も期待できます。
また玄米食中心の食生活だと、良く噛むようになります。
良く噛むことで満腹中枢が刺激されて、適度な量で満足でき、食べ過ぎによる体重増加を防止できます。
ただし中には「マクロビオティックで太ったor体重が変わらない」という人もいます。
マクロビオティックの食生活を続けると「その人にとって最適な体重・体格になる」と言われます。
体重が変わらなかった人は「今の体重・体格でバランスが取れている(=中庸である)」という訳です。
便秘が改善する
マクロビオティックを実践して実感しやすいのが「便秘の改善」です。
玄米や野菜など食物繊維を多く含む食材を中心とした食生活では、自然にお通じが良くなります。
また玄米は固く、消化吸収率が悪いので、よく噛む習慣が身に付きます。
噛めば噛むほど消化酵素を含む唾液が多く分泌されて、消化吸収が良くなるだけではなく、腸の働きも活発になります。
あまり知られていませんが、便秘の原因には油不足もあります。
「マクロビオティックを始めて油を取らなくなったら、便秘になった」という人は、良質のオリーブオイルやごま油など植物性油を適度に使ってみて下さい。
肌が綺麗になる
肌荒れやニキビの原因の一つが「甘い物、脂っぽい物の摂り過ぎ」です。
糖質や脂質の代謝には、ビタミンB群を大量に消費します。
ビタミンB群が不足すると、皮脂の分泌や脂質の代謝がスムーズにできません。
マクロビオティックでは砂糖や油の使用を控えているので、肌荒れやニキビを防止できます。
玄米に多く含まれるビタミンEには、老化の原因になる過酸化脂質の生成を防止する作用もあります。
野菜を皮ごと、丸ごと食べるマクロビオティックでは、皮部分に豊富に含まれる栄養を残さず摂取できるので、肌状態をより良くキープしてくれます。
ただしマクロビオティックで注意したいのは、タンパク質不足です。
玄米と野菜中心だと、どうしてもタンパク質が足りず、顔色が悪くなったり、肌荒れが起きたりします。
動物性タンパク質を豊富に含む豆製品(高野豆腐、油揚げ、納豆など)や種子類(ピーナツやゴマ、アーモンドなど)を積極的に取るようにしましょう。
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