玄米菜食中心のマクロビオティックでは、女性の身体に良い影響と悪い影響の2つを与えます。
良い影響は「生理周期が改善する。生理痛が軽くなる」。悪い影響には「生理が止まる」が代表的な例として挙げられます。
なぜこのような極端な症状が現れるのでしょうか。
マクロビオティックの食事法による女性の身体へのメリット、デメリットをまとめました。
生理不順や痛みが改善する理由
生理痛や生理不順の原因には「身体を冷やす陰性の食品または収縮性のある陽性の食品の摂り過ぎ」があります。
陰性:砂糖、生野菜、果物、甘い清涼飲料水、アルコール、香辛料
陽性:肉、魚、卵、乳製品
極端な陰性、陽性の食品を避けたマクロビオティックの食生活を続けることで、生理不順や生理痛が改善します。
冷え症が改善する
女性に多く見られる冷え症ですが、身体が冷えると血行が悪くなり、生理痛が悪化します。
また自律神経や生理に関わる女性ホルモンの分泌が乱れることで、生理不順や生理が止まる原因にもなります。
マクロビオティックでは極端に身体を冷やす食べ物を避け、身体を温める料理を多く食べるので、自然と冷え症が改善します。
「マクロビオティックで冷え症が治って、生理痛も軽くなった」という人は多いです。
生理が止まる原因とは?
生理が止まる原因として考えられるのが「過度のストレス」「過度な体重減少」です。
過度のストレス
脳内で生理をコントロールする脳下垂体は、ストレスの影響を強く受ける部位です。
環境や身体の変化など、何らかのストレスを感じると体が危険を感じて、生理周期が乱れたり、止まったりすることが多々あります。
マクロビオティックの食生活が苦痛、ストレスに感じているならば、それが生理不順や止まっている原因になっているのかもしれません。
過度な体重減少
肉や乳製品、油、甘い物をなるべく避けるマクロビオティックでは、当然低カロリーな食事が続きます。「低カロリー」には健康的なイメージがありますが、1日に最低限必要なカロリーも摂取できていない場合は、徐々に痩せていきます。
玄米菜食の食事にこだわるあまり、タンパク質不足になると身体に必要な筋肉から徐々に落ちてしまいます。
体重が極端に減少してしまうと、排卵が起こらず、生理が止まります。
ダイエットによる無月経を「体重減少性無月経」と言いますが、これがマクロビオティックの実践で起きた、という訳です。
体重を元に戻すだけで生理が再開する人もいますが、あまりにもひどい状況になると産婦人科での治療が必要になり、回復するまでに長い時間がかかります。
参照:痩せ過ぎ注意!マクロビダイエットを無理なく効果的に行なう方法
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