マクロビオティックで主食となる玄米ご飯には、ごま塩が欠かせません。
ゴマはマクロビオティックの中で陰陽のバランスが良い種子だとされます。
またゴマにはカルシウムが100g中に1200mgと、牛乳の約12倍も多く含まれています。
カルシウムが少ない玄米食中心、牛乳や乳製品の摂取を避けているマクロビオティックでは、ゴマはカルシウムを補う役割を果たします。
ごま塩自体は市販でたくさん売られていますが、せっかくマクロビオティックを実践するのであれば、使用する塩やゴマにも気を配りたい所です。
一度作っておくと色々と便利に使えるごま塩の作り方を紹介します。
マクロビオティック的ごま塩の作り方
【材料】
○ゴマ(できれば有機栽培)
○天然塩(天然の海の塩。食塩や岩塩はNG)
【調理器具】
○フライパン
○すりこぎ棒
○すり鉢
【作り方】
1.フライパンに塩を入れて、弱火で塩がサラサラに色が変わるくらいまで炒る。
2.すり鉢に塩を入れ、すりこぎ棒で粉状になるまで丁寧にする。
3.ゴマをフライパンに入れて、指や爪で潰すと皮が少し取れる程度まで炒る。
4.すり鉢にゴマを入れて、力を入れずにゆっくりと静かにすりこぎ棒でする。
5.塩とゴマが良く混ざったら完成。
6.冷めたら密閉型の高い保存容器に入れて、冷蔵庫で保存。1ヶ月ほど持つ。
マクロビオティックで使われるごま塩は、黒ゴマが多いです。
黒ゴマと白ゴマの栄養価はほとんど変わりませんが、黒ゴマの方が抗酸化作用が多く含まれています。
ごまは一粒一粒が小さいので、固いカラがついたままだと、噛みにくく消化されないまま排出されることが多いです。
ごま塩を作る時は、丁寧にすり粗ゴマにすると、消化吸収が良く、味も美味しく感じられます。
黒ゴマと塩の分量・割合は?
ごま塩は1日小さじ1杯の摂取が理想的なので、ある程度たくさん作っておくと便利です。
一般的な分量は「黒ゴマ大さじ8、塩大さじ2」。
この分量で一度作っておくと1ヶ月近くは改めて作らずに済みます。
【黒ゴマと塩の割合】
黒ゴマと塩の割合は絶対8:2である必要はなく、年齡や体質、運動量などで割合も変わります。
もちろん「自分が食べやすい、続けやすい」分量、割合で作ることが大切です。
○一般的な作り方……8:2
○運動量が激しい人……7:3
○3歳以下……10:1
○3~15歳……9:1
○陰性の水太りタイプ……7:3
○陰性の虚弱タイプ……7:3
○陽性の固太りタイプ……9:1
○陽性のカチカチタイプ……8:2
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