砂糖を使わずみりんで漬ける!?マクロビオティック実践者向き梅酒の作り方

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梅酒の作り方

マクロビオティックを実践する時に避けたいのが「砂糖」と「アルコール」、「精製された食材」です。

梅酒を作る時に使われる氷砂糖は「白砂糖(上白糖)と同じように精製された砂糖」、ホワイトリカーは「加工度合いが高いアルコール」という理由で、マクロビオティックでは敬遠されています。

マクロビオティック的な梅酒の作り方では「みりん」や「白砂糖やホワイトリカーの代用」を使います。

みりん梅酒の作り方

【材料】
梅……1kg
本みりん……1.8L(一升瓶)
4Lの保存容器

【作り方】
1.梅を綺麗に洗い、竹串でヘタを取る。
2.フキンで拭いたり、日陰に置いたりして、余分な水分を取る。
3.熱湯消毒した保存容器に梅を入れる。
4.みりんを注ぐ。
5.冷暗所に置き時々容器を振って中身を均一にする。
6.3ヶ月以降が飲み頃。

みりんは砂糖とお酒の両方の働きをするので、砂糖やホワイトリカーがなくても充分に美味しく漬けられます。

甘さはホワイトリカー1.8Lと氷砂糖500gで作った梅酒に近い感じになります。
「市販の梅酒が甘過ぎて苦手」と言う人でも、まろやかな甘さと梅の酸味が楽しめます。

使用されるみりんは「有機米を使用した本みりん」が最適です。
実際にみりん梅酒を漬けている人が多く使っている本みりんは以下の通り。

  • 三州三河みりん(角谷文治郎商店)
  • 福来純三年熟成本みりん(白扇酒造)
  • 有機本みりん(宝酒造など)

本みりんのアルコール度数は15度前後と低く、梅の抽出に時間がかかったり、長期保存ができないというデメリットがあります。

普通の梅酒よりも漬け込み時間を長くしたり、梅を一度冷凍させたり、早めに飲み切ったりすることが大切です。

酒税法で違法にならない梅酒の作り方

みりん梅酒のレシピを見ると、あまり話題にされていませんが、実はアルコール度数15%前後の本みりんで梅酒を漬けると酒税法に引っかかります。

酒税法では「発酵が進んでアルコールが作られる可能性がある、アルコール度数が20%以下の酒と果実で漬ける」ことを禁止しています。

みりんメーカーの中にはみりん梅酒を販売している所もありますが、本みりんのアルコール度数の低さを補う為に焼酎と組み合わせたり、火入れをしたりと何かしらの処理をしています。

それでは「みりんにアルコール度数の高い焼酎などを加えて20度以上にすれば良いのでは?」と思いますが、カクテルのようにすぐに飲む用途以外でのお酒の混ぜ合わせはNGとなっています。

みりんを使わず、氷砂糖やホワイトリカーを使わないマクロビオティック的な梅酒の作り方としては「別の食材で代用する」のが一般的です。

使用する砂糖は多過ぎると甘過ぎて身体を冷やしますが、少な過ぎるのも保存や梅の抽出の関係で良くありません。

「梅1kg、お酒1.8L、砂糖500g」が最も失敗なく作れる分量です。

【氷砂糖の代わりに使われる食材】
○てんさい糖
○種子島の荒糖
○ハチミツ
○黒砂糖

【ホワイトリカーの代わりに使われるお酒】
○焼酎(玄米、芋など)
○日本酒
○ブランデー
○ウォッカ
→蒸留酒などアルコール度数20%以上のお酒

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