クシマクロビオティックス・コンシェルジュとは、マクロビオティックの大家、久司道夫が代表を務めるKMI(Kushi Macrobiotics International)による認定資格です。
以前は「マクロビ・フード・コンシェルジェ」という名前でしたが、2012年7月からプログラムの改定があり、資格の名称も「クシマクロビオティックス・コンシェルジュ」に変更になりました。
クシマクロビオティックの基礎理論を学び、自身の実践だけではなく、マクロビオティックを正しく伝える案内人(コンシェルジュ)として、他者への適切なアドバイスや提案、仕事での展開などに活用できることが目的です。
マクロビオティック公式プログラムの中でも基礎理論に特化したプログラムで、料理の必要がありません。その為、男性の受講者も少なくありません。
資格取得方法
資格を取得する為には、クシマクロビオティックス・コンシェルジュ認定校や各地で開催される講座で、講義と認定試験を受けます。
開催場所としては以下の所が多いです。
- 各ヒューマンアカデミー校
- マクロビオティック料理教室
- クシマクロビオティックス・コンシェルジュの主催講座
受験資格に制限はなく、国籍、年齢、性別、学歴、職業、経験などは一切関係ありません。
食やマクロビオティックに関心があり、一般常識を持った人であれば、誰でもクシマクロビオティックス・コンシェルジュの資格が取れます。
ただし受講・検定の際に身分証明書(運転免許証、パスポート、学生証、社員証など、原則として第三者機関発行で氏名・生年月日・顔写真が全て確認できるもの)が必要です。
認定講座・検定試験
講義10時間、認定試験1時間を実施します。
試験問題は30問あり、100点中80点以上取るとKMIから認定書を授与されます。
認定試験に不合格の場合、講座受講から1年以内に再受験が可能です。
通常、2日間(多くは土日10時~17時)開講されますが、数日に分割される場合もあります。
【講座プログラム】
第1章 マクロビオティックスとは
①語源、マクロビオティックスが意味すること
②歴史、世界で広がったマクロビオティックス
③食べ方によって変わるもの
④日本の伝統食の「再発見」
第2章 クシマクロビオティックスの標準食
①クシマクロビオティック食事法とガイドライン
②欧米化された現代食との比較
③一物全体 / 身土不二
④実践ガイドライン
第3章 陰陽の基礎
①陰陽という考え方
②食材の陰陽
③調理・料理の陰陽
第4章 マクロビオティックスの観点から見た食べ物の知識
①水
②穀物
③野菜
④豆
⑤海藻
⑥調味料
⑦果物・種子とナッツ・デザート
費用
- 受講料 60,000円
- 検定受験料 16,000円
- 認定料 20,000円
- 登録料 12,000円
合計108,000円。
認定試験に不合格の場合、再受験料(16,000円)がかかります。
再受験を希望しない場合、受験日より1年以内であれば認定料と登録料の返金が受けられます。
資格取得の翌年以降、会費10,000円がかかりますが、任意なので支払わなくても資格が剥奪される心配はありません。
会費は認定更新、会員限定の勉強会・イベント案内や参加、クシマクロビオティックの様々な情報提供などに使われます。
クシマクロビオティックス・コンシェルジュの資格は取得すべき?
マクロビオティックのプログラムは、1~3年かけて取得するのが一般的です。
マクロビオティックの大家、久司道夫氏が監修するクシマクロビオティックス・コンシェルジュであれば2日間集中で、基礎知識と認定資格が一度に取得できます。
日々忙しくて資格取得に時間が取れない人や、マクロビオティック初心者の人「今すぐ知識と資格が欲しい」と言う人、料理をする必要がない講座を探している人に向いています。
数あるマクロビオティックの資格の中でも認知度が高く、資格取得者も多いです。
またオーガニックカフェ、マクロビカフェなどの飲食店で認定バッチを提示すると、ドリンク代がサービスになったり、飲食代が10%OFFになったりと、優待特典が受けられる所もあります。
「何かマクロビオティックの資格を取得したい」と言う場合、クシマクロビオティックス・コンシェルジュの資格は何かと役立つと思います。
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